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レッテル 1

第7章 タイマン




「ちょ…誠也君っ。」

彼が首に顔を埋めてきた。
首筋に生温かいモノがあたる。

やばい。
誠也君、欲情してる!?

この時、やっとあたしは状況を理解した。

今日は駄目。

「きょ…今日はダメ!!」

あたしは彼の胸を押しやる。

「……なんで?」

彼がちょっと不機嫌そうに顔を上げた。

「だって…あたし今日…。」

女の子の日なんです!!

恥ずかしくて言えなかった。

「……優しくするから。」

「そういう問題じゃなくて…。」

そのまま押し倒されそうになったがなんとか押し返す。
欲情した男の人は本当に恐い。
というか、いつもの誠也君じゃない。


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