第6章 思い出
"どうなんだよ。"
そしてしばらくして、またノートにかきはじめた。
"もしかしてヤったんか?"
"は?するわけないじゃん"
"ならいいけど。俺以外を好きになるなよ"
汚い字でそう書かれた。
"だから、あたしが好きなのは"
"お前が誰を好きとか関係ねーんだよ!!俺がお前を好きなんだからお前は俺を好きになればいいんだよ!!ブス!!"
あたしが書いていたら、乱暴に書かれた。
横暴だ。
"はぁ?"
"お前は絶対俺を好きになる!!"
"なんでそんなのわかるの?"
"俺がそうさせるから"
"無理だよ"
"なら俺とヤってみるか?"
「はぁ!?」
あたしは思わず叫んだ。
またもや注目を浴びる。
「今度は朝日か、どうした?」
「…なんでもありません。」
あたしは恥ずかしくて顔を赤くした。
"バカ"
松崎君の口がそう動いた。