第4章 2人の距離 4
「しかも聞くと一緒に住んでるって言うじゃない!!私もう見た瞬間身体が震えたんだからね!」
「…えっ⁈一緒に住んでんの?もうそんないったんだ」
そこに驚く相葉さんに翔さんが、えっ。相葉くん知ってたの?と聞くとヤベッて顔をして仕方なく頷く相葉さん
馬鹿だねー。とニヤっと笑うとごめん。と手を合わせてきた
「てか、由梨ちゃんと付き合ってることに驚きなんだけど」
そう言う翔さんに、俺も。と笑いながら言う潤くん
で、どうなのよ!と話を戻す楓ちゃんに、そーねー。と言うとキッと睨みつけられる。
「フフッ。そんな顔しなくてもちゃんと考えてますよ。…楓ちゃんが思ってる以上に。」
俺がそう言うと、え?なに?どういうことっ?とリーダーと手を絡み合わせて俺を見てくる
何故かリーダーもちょっとオカマっぽく腰がクニャッとしている
「やめなさい。真剣に話してんのにふざけんじゃないよ」
翔さんが吹き出しながらそう言う。
「ほんとはねー。飯でも食いながらとか考えてたんだけど。楓ちゃんにバレちゃったからね。」
「そろそろ嵐さんにも話すつもりだったんですよ。色々と。」
俺がそう言うと、あー。そうなんだ。と納得する潤くん
「そうそう。…俺ね、結婚すんだわ。」
吸っていたタバコを潰しながら言った
「「「「はぁぁぁぁ?」」」」
フリーズして俺を凝視する4人
「えっ。マジで言ってんのそれ。」
真剣な顔になる潤くんに、はい。と答えた
「タイミングはわかんないけどそれまでの準備はしてる」
そう。実はメールやご飯ついでに先輩方に相談はしている。
「じゃあいつでもいけるってこと?」
翔さんがそう言うので、いや。と否定した。
「まだそのタイミングじゃないし。それよりも大事なのは皆んなに理解してもらってからじゃないと」
「誰か1人でも駄目だって判断なら俺はやめる。楓ちゃんには悪いけど一番はどう頑張っても嵐だから。」
俺の言葉に押し黙る皆んな
「俺は別に良いと思うんだけど」
突然そう言うリーダーを全員で見る。
「いや、今のタイミングじゃないってのは俺もそう思うけどさ。結婚しちゃいけない訳じゃないんだから別に良いんじゃないの?そのタイミングがいつになるかわからなくても待つんでしょ?」