第5章 崩壊
Mside
サラサラの髪が風になびいている。
窓際に置いてある椅子に座ったまま、
気持ち良さそうに眠る和。
キュッと上がった口角のせいで寝ながら笑ってるみたいで、とてつもなく可愛い…
「でも、本当によかった…ニノがこんな穏やかな顔して寝てんの、久しぶりに見た気がするよ(^^)
たった3日なのに、松潤が起きない間はすごい長く感じたな…笑」
安心したような顔で自分のカーディガンをかけてあげる翔くんは、お母さんみたい笑
「…ありがとね。
和のこと、ずっと見ててくれたんでしょ?
相葉くんから聞いたよ。」
どういうわけか、安定してからも3日も眠り続けたらしい俺。
その間、結構和はヤバかったらしくて…
ずっと翔くんが付き添ってくれてたって。
ご飯食べさせたりなるべく眠らせたり…本当に、翔くんがいてくれてよかった。
「そんな大したことしてないから笑
…でも、そういえばニノ…智くんと何かあったのかもしれない。2人、何かちょっと…変わった気がしない?松潤は何か聞いてる?」
眉根をよせて、心配そうに尋ねる翔くん。
………大野さんと、和??