• テキストサイズ

Foll【気象系BL】

第5章 崩壊


Aside

「松潤は…っ!?」

「リーダーッ…ニノッ…!!」



バタバタと駆け込んできた2人は急いで来たのだろう、ビュンビュン跳ねた寝癖のまま、息を弾ませている。



「2人とも、どこいたの…っ!
ニノもリーダーも全然連絡つかないし、」


「潤くんはっ…!?」




俺の声に重なる掠れた声。

ニノはハァハァと息切れしながら、俺にすがりついた。
ニノらしくもなく明らかに動揺していて、顔色は真っ青だ。




「じゅんくん…っ!じゅんくんは…っ!!」


「ニノッ!落ち着けって…!!」





それまで黙って後ろに立っていた翔ちゃんが、俺の胸にすがりつくニノの手をとりあげ、握りしめた




「…ちゃんと話すから、ちょっとこっち来て。」




そう言って、翔ちゃんは青白い顔で今にも倒れそうなニノを引っ張ってった。

チラッと振り返った翔ちゃんは、目で合図するとそのまま行ってしまった。




残されたのは、俺と呆然とするリーダー。



「……リーダー、まだちゃんと聞いてないと思うから…
昨日のことから、話すね。」


「……ごめん、お願い…」
/ 76ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp