第5章 プライベート
私はあの頃の話をするタイミングを見計らっていた上に
I love youの原理も使うことが出来る
私はまだまだ未熟な英語力をフルに使い
どうにか英語で伝えようと必死だったが
当時の私の英語力では到底伝えることが出来るはずもなく
ちょっと待ってと悩んでいるうちに
10分が経ってしまった
英語タイムが終わった途端2人で
「やっぱり英会話は難しいなー!」「疲れたー!」
などと言い、いつもの日本語モードの私たちに戻った
すると先生がいきなり
「さぁ、さっきの質問の答えは?日本語でいいから言ってみ?」
と少し真剣な面持ちで私の顔をのぞき込む
I love youの原理が使えない今
話しにくい状況ではあるけれど
先生がここまで場を持ってきてくれた以上話さないわけにも行かない
私は思い切って包み隠さずに話した
学校に行けなかった理由
受験勉強を諦めた理由
(彼氏の話はあまり深く触れなかったが)
先生はうんうんと頷きながら私の話を聞いていた
私が全てを話し終えると先生は
「そんな状況よく我慢したね。偉かったね。よく頑張った頑張った」と
暖かい笑顔で私にそう言った
予想外の先生のリアクションに
私は溢れる涙を必死にこらえた
そんな私をよそに
先生がおもむろに口を開く
「実は先生も色々あったんだよ」と
すると先生は私と会っていなかった4年間と
私と出会う前の話を聞かせてくれた