第4章 再会
私が4年前の中学の頃に通っていた進学塾
中先生と出会ったあの進学塾
そこの塾長は少し変わった人だった
具体的には覚えていないが、この人なんだか話しづらいなと思っていたことは覚えている
塾長のこともあり、あの塾は進学塾にも関わらず栄えていなかったのだろうと今になって思う
そんな塾長の元で働いていた中先生
塾長との折り合いが悪く、数ヶ月という短い期間で塾を辞めることになってしまった
と、中先生は私に話してくれた
「だから何って言われたらそれまでだけど、受験が終わる最後までちゃんと見てあげようと思ってたのに、本当に申し訳ない」と何回も謝ってくれた
中先生は本当に生徒思いで優しい先生だなと改めて実感した
そんな話をしているといつの間にか私の家の最寄り駅に着いていた
「え、先生の最寄りここじゃないよね!?」
と慌てて先生に聞くと
「3つ手前だけどいいよ。あなたともこうやって久しぶりに話ができたし。先生もここで降りる」
と、先生も一緒に電車を降りた
改札を通り駅前の大通りへ出ると
「そうだ、もしよかったらLINE交換しようよ。来年から受験生だし、先生も何か力になりたい」
と先生がポケットから携帯を出した
そして、お互いのLINEを追加した
「困ったことがあったらいつでも連絡くれたらいいからね。今度こそは受験が終わるまで先生もサポートしてあげたい」
そう先生は私に言ってくれた
今現在私は中先生の生徒ではない
それなのにこんなにも私のことを思ってくれるなんてとても嬉しかったし
本当に生徒思いな先生だなとまた痛感させられた