第4章 再会
先生は私の通っている高校を聞くと
「凄いじゃん!」と言った
…先生は勘違いしている
私が通っている高校は公立と私立の両方が存在し
私立よりも公立の方が頭が良い
私立か公立かを言い忘れた私がいけなかった
「あ、違う。私立の方…」
と付け足すと
「あ、そうなんだ…!」
と、先生の顔がほんの一瞬曇った様に見えた
先生はそれをバレないようにしたつもりなのだろうけど、私には見えてしまった
だから、どこの高校に行っているのか言うのが嫌だった
私立か公立かを先に前持って言っていればこんなことになってなかったのだろうけど
1番聞かれたくない質問をされて焦った私はすっかり忘れていた
自分のプライドがズタズタになった瞬間だった
本当はもっと自信満々に答えられるくらいの高校に行きたかったのに…
そう思うと泣きたくなるくらいに惨めだ
進路や勉強に関して、本当にコンプレックスになっているのだと
実感した
先生の前でそんなことを考えて顔に出てはいけないと思い
「その高校で英語頑張ってるんだよ」と明るく振舞った
「そう言えばあの頃から英語好きだって言ってたもんね。凄いじゃん」と笑顔で言ってくれ、少し安心した
すると先生がいきなり
「本当は林さんのこと、受験終わるまでちゃんと見てあげたかったんだよ」と私に塾で教えていた4年前のことを話し始めた