第4章 再会
「もしかして林さん!?」
「うん、そうだよ!先生久しぶり!!」
まさかこんな所で、ましてや4年ぶりに
先生と再会するなんて全く思っていなかった
「中先生こんなとこで何してるの?」
「ちょっと図書館に用事があってさ。林さんこそおしゃれして、どっかお出かけ?」
「うん、ファッションショー見に行ってたの!」
と、私が一緒にいた姉妹とそのお母さんに目をやると
「こんばんは、初めまして」と2人のお母さんが先生に挨拶をした
「こちらこそ初めまして。林さんに塾で勉強を教えていた者です」と先生も頭を下げた
そして私の隣にいる女の子2人を見て先生は
「妹?」と私に聞くので
「ううん、近所に住んでる知り合いって感じかな。今日はファッションショーに連れて行ってもらったの」と説明した
なるほどと、納得したように頷いた先生は
「何年生?」と私の隣にいる2人に聞いた
「中学1年です」「小学5年です」
と2人が答えている様子を横で見ていたお母さんが
「2人の母です」と改めてお辞儀をした
すると2人のお母さんが
「お仕事は何をされているんですか?」と先生に聞いた
「今はお手伝いみたいな感じなんですけど、来年の春からは正式に中学で英語の教師をすることになっています」
「そうなんですk…」
と言い終わる前に
「え、先生、学校の先生になるの!?」と
私は電車の中にも関わらず大きな声を出してしまった
何故なら、中先生は
塾で教えてもらっていた頃に
「先生は子供達に勉強教えるのは好きだけど、学校の先生には絶対にならない。だってあんなに大変な仕事嫌だもん」とずっと言っていたからだ