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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第6章 〜コナンとバーボン、密室事件〜



私が新一に1つウインクしてみせると、キョトンとしてる弟に普通の声に戻して話しかける


椎奈「ねぇ、蘭ちゃん。冷やし中華っていえば氷使うのよね?」

コナン「!」

蘭「そうですね。茹でた麺を冷やす時に使います」

小五郎「おいおい椎奈ちゃん、悪いがその話はまた今度にしてくれねぇか?」

椎奈「でも小五郎さん。氷は解けるんですから、花瓶のどこかに氷を使えば簡単に落ちません?」

小五郎「??」

横溝「ちょっと待ってください…。花瓶の片側だけに氷を大量に積み上げて落ちないギリギリのところで棚に乗せたとして、時間が経って氷が解ければバランスが崩れて勝手に落ちるんじゃ…」

小五郎「でも大量の氷を何かに入れて持ち運べば、誰かが気付くんじゃ?」

安室「いいえ。手ぶらでも運べますよ。冷やし中華を作っていた時、テニスウェアのままでしたから…。男性のテニスウェアのスボンはボールが入れられるようにポケットが大きめに作られてますし、女性のテニスウェアもボールポケット付きのスカートは普通に売ってますからね」

小五郎「でもなぁ…例え花瓶を自動的に落とせたとしても、遺体を扉のそばには運べねぇだろ? 床に引きずったような跡も無かったし…」


私はチラリと新一に視線を送った。それに気づいた彼は、なるほどという顔になり、無邪気な子供のコナンくん顔で小五郎さんに喋り掛ける


コナン「そういえば氷ってさ〜…ツルツル滑るよね!」

小五郎「このガキ…」


小五郎さんはコナンくんにイラついてるが、園子ちゃんは何かに気づいたようだ


園子「そっか、私分かっちゃった! ほら、遺体のお尻の下にラケットがあったでしょ? その下に氷を敷いて床を滑らせて遺体を動かしたのよ! ラケットのガットが歪んでたのがその証拠よ!!」

蘭「流石、園子!!」

横溝「しかし…。それなら溶けた氷の水が床に残ってるはずですし、遺体のズボンも濡れているはずですが、そのような痕跡はありませんでしたよ?」

園子「ええ〜そうなの…」


一度は舞い上がった園子ちゃんだけど、横溝警部の言葉にげっそりした

するとコナンくんはまたヒントを出す


コナン「解けても何も残らない氷とかあればよかったのにね?」

椎奈「それってドライアイスのことね。成分が二酸化炭素だから、消えて無くなるし」
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