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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第6章 〜コナンとバーボン、密室事件〜



安室がそう言うと、高梨は俯いて当時の事情を説明してくれた


高梨「そう。今年の冬、雨竜って奴が死んだんだ。サークルの仲間で、スキーに行ったロッジの裏で雪に埋もれて…。その時、ロッジの裏に2m近く新雪が積もっててよ。これなら飛び込んでも死なないって石栗の冗談を真に受けて、飛び込んじまってな。昨日がその雨竜の誕生日だったからみんなで祝ってやったんだ。去年、ひどい誕生日にしちまったからな…」

小五郎「酷い誕生日って?」

高梨「去年の今頃も、この別荘に仲間で集まったんだけど、ちょうど雨竜の誕生日だったから驚かしてやろうって石栗が言い出して。雨竜が寝ている部屋にベランダ伝いに窓から忍び込んで、クラッカーを耳元で鳴らしたんだ。そしたらあいつ、ビビりすぎて泣きじゃくっちまってよ…おまけにその様子をムービーで取られて、石栗にネットに流されて…」

小五郎「なるほど。あなた方3人には、石栗さんを殺害する確かな動機がありそうですな」

高梨「動機って…。俺が石栗の部屋に行ったのはそれ一度っきりで、後はずっとあんたたちと一緒にいただろ! 探偵さんの話にも付き合ったし、リビングはクーラーの調子が悪いから石栗の部屋で休んだらって彼女に言ったのは俺だっただろ?!」


小五郎の言葉に憤慨した彼は、梅島と同じようにアリバイを主張した。そして最後の主張に関しては全員が私を見た


コナン「それほんと? 椎奈姉ちゃん」

椎奈「ええ。その後石栗さんを廊下で見かけたから連れてってもらったの。声をかけられたのはコナンくんとユキが廊下で追いかけっこしてるのを見たから多分食事前。ゼリーを届けてもらった時間は覚えてないかな。少しコナンくんとお話ししてたし」

ユキ「にぃ!」


保証しますと言いたげな愛猫の鳴き声に、椎奈はその体を撫でてやった


ーーー第三者side終了









事情聴取が終了し、ひとまず別室に待機してもらって私たちは話し合い話始めた


横溝「う〜ん…どんなトリックにせよ、あの太った石栗さんの遺体を動かせるのは、男の高梨さんしかいないと思ってましたけど…」

安室「ええ」

小五郎「でも、上半身を起こすくらいなら女にもできるんじゃねぇか?」


閃いたという顔で、小五郎さんはトリックの解説を始めた
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