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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第6章 〜コナンとバーボン、密室事件〜





あれから数十分後、できた冷やし中華を片手に俺はリビングから消えた椎奈を探し始めた


安室「椎奈さん? どこですか椎奈さ〜ん」

蘭「あ、椎奈お姉さんなら石栗さんの部屋に行きましたよ?」

安室「おや、蘭さん。石栗さんの部屋ですか?」


前の方から歩いてきた蘭さんに椎奈の移動先を教えてもらった。
あの部屋はクーラーの効きが悪いらしく、それを聞いた俺は蘭さんとともに二階の石栗さんの部屋へ向かった

石栗さんの部屋の前に立つと、蘭さんが部屋の戸をノックした


蘭「お姉さん? 安室さんがお昼持ってきましたよ? お姉さん?」

安室「…おそらく、寝てるんでしょう。とりあえず今は起こさないようにして、また後で声をかけてみます」

蘭「そうですね。…この部屋のクーラーは効いてるみたいですし」


なかなか目を覚まさない椎奈に、俺と蘭さんはとりあえず時間を置いてまた来ようという話をした。

そして冷やし中華を戻しにそのまま石栗さんの部屋を去った俺は、数時間後に後悔することなる───


ーーー安室side終了










ーーー第三者side

時刻は、15時半を過ぎた頃だった


高梨「マジかよ?!石栗のやつ、まだ部屋から出てこないのかよ…」


高梨が腕時計の時間を見ながら、信じられないと言いたげに声を上げた。それを聞いた梅島と桃園が凍っているらしいペットボトルを手に取りながら会話に参加する


桃園「何度もノックしたんだけど…」

梅島「鍵かけて寝てるみたいでさ…」


話していくうち、彼らがそれを不審に思ったその時だった…。
ガタガタッと何かが落ちるものが上の階から聞こえてきた


3人「「?!!」」

高梨「なんだ? 今の音…」

桃園「石栗くんの部屋のあたりじゃない?」

梅島「何かあったんじゃ?!」


3人は口ぐちにそう言うと、毛利たちと合流して上に向かった








一方、石栗の部屋では。


ガタガタッ!!


椎奈「?!!」


何か重い物が落ちる音を聞き、布団の中でハッと目を開いた椎奈

ここは誰の部屋であったか。自分の置かれている状況は。
それを一瞬で思い返した椎奈は、脳震盪のことを忘れて布団を雑にめくり体を起こした
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