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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第6章 〜コナンとバーボン、密室事件〜



その時ちょうどドアから小太りな男が嫌な笑みを浮かべて中に入ってくる。男の名前は石栗三郎だ


石栗「俺の携帯電話の電池が切れてなかったら、その衝撃映像をムービーで撮ってネットにアップしてたのに…。有名モデルを襲う殺人サーブならぬ、殺人ラケットってな!」

?「人が怪我したのに、なに言ってんだお前!!」



石栗の軽はずみな発言を咎めたのは、石栗よりも身長が高めな高梨昇。
蘭たちの眉間にも皺が寄り、雰囲気が一気に悪くなる



石栗「冗談だよ…。俺はこの重い空気を和ませようと…」

高梨「その冗談が元で、雨竜は死んだかもしれないんだぞ?!」



彼らは非常に訳ありなメンバーらしい。その雨竜という人物の誕生日を祝うため、彼らは集まったようだ。そんなわけで、喧嘩するのは良くないだろうと桃園と梅島が宥めると男2人は喧嘩を止め、なんとか雰囲気が和らいだ


石栗「じゃあ、モデルの椎奈ちゃんも無事だったことだし、みなさん俺たちと団体戦やりません?」


石栗が、毛利たちを一緒にテニスしようと誘ってくる。男女4人ずつでミックスダブルスでも、と

けれど、ちょうどお昼時だったようで、冷やし中華を食べてからでとうだということになった。すると石栗は夕べに食べたというアイスケーキのあまり食べるらしく、部屋に戻っていった

それを椎奈が鋭い目で追っていると、コナンが暗い表情でそっと彼女のそばに来た


コナン「───姉さん」

椎奈「…ん?」

コナン「ごめん…。痛かったろ? 俺がラケットに気づいてれば…」

椎奈「仕方ないよ。ラケットはあなたの死角から来てたし、こんなの大したことないから!」

コナン「でも…!」


それでもまだ心が晴れないのか言い募るコナンに苦笑いし、椎奈はコナンの頭にユキを乗っけた


コナン「おもっ…」

椎奈「じゃあ私の代わりにその子と遊んでくれる? テニスボールが気に入ったみたいなの」

コナン「!!」


椎奈の提案に目を見開いたあと、コナンは小さく頷いてユキと少し離れたところに移動しに行った

それを微笑んで見送る椎奈の様子を見て安室も表情を和らげたのだった───

ーーー第三者side終了
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