• テキストサイズ

【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第6章 〜コナンとバーボン、密室事件〜




安室の話を耳を澄まし聞いていたコナンが、復帰のワードを聞いて目を見開く

その時、ちょうどコナンの足元にあるユキの遊び道具と化したテニスボールを取りに来た椎奈の手を、コナンがバッと掴んだ


コナン「どういうことだよ、姉さん! それになんでいっしょにいるんだ?! あの安室って男は組織の奴らなんだぞ?!」

椎奈「うん。それは分かってるんだけどどうも断りずらくて…」


コナンの強張った顔と違い、たいして危機感のない苦笑いを浮かべ危機感のない返しをする椎奈に予想外の出来事でついイラつき舌打ちするコナン

椎奈はコナンと話しながらも安室と園子が練習を始める会話を聞き取り、コナンの体を退かそうとする

しかし、コナンは姉に逆らって動こうしない


椎奈「ほら新一、ボールとか危ないから下がっといて」

コナン「いや、危ねぇのはボールじゃねぇだろ!! 姉さ───」

椎奈「?!! コナンくん!!」
安室「危ない!!」

コナン「…え?」


コナンは、怖い顔で叫ぶ2人に首をかしげた。
椎奈が近づいてくるモノに気づかないコナンを咄嗟に抱きしめると、彼女はガツンッと頭に強い衝撃をうけた


椎奈「いつっ!!」

コナン「姉さん?!!」
蘭「椎奈お姉さん!!」

安室「椎奈さん…!!」


飛んできたラケットに頭をぶつけ、声をあげて気を失った椎奈はそのまま倒れ、その重みに耐え切れずコナンも地面に倒れてしまった

それを見た蘭と安室が素早く駆け寄ってきて、蘭が椎奈に触れようとするのを必死な様子の安室が止める


蘭「椎奈お姉さん…!」

安室「待ってください蘭さん! 彼女はおそらく脳震盪でしょうし、とりあえず僕が彼女をあまり揺らさないように移動させますから」

蘭「は、はい…」


安室はうつ伏せになって倒れた椎奈をゆっくり仰向けにすると、慎重に彼女の肩と足裏に腕を回した。所謂、お姫様抱っこの状態を作ると、頭を自分の体で支えながらゆっくりと立ち上がった


安室「すいません、彼女を寝かせる場所はどこかありませんか?! 医者にも見てもらわないと…」

園子「だ、だったら、離れた場所にある私の別荘に…!!」

?「ごめんなさい!!」
/ 282ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp