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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第2章 〜探偵たちの夜想曲(ノクターン) 前編〜



安室「さらに付け加えると、この時間は沖野ヨーコのライブのオンエア中。それに目もくれず神経を研ぎ澄ましているということは、かなりの大事件なんじゃないですか?」

小五郎「あぁぁぁ!!」

ユキ「にゃあ?!」


安室さんの推察の直後、突然、小五郎が大声で叫びユキがビックリして私の元まで走って避難してきた

小五郎さんはどこから取り出したのか、大急ぎでハッピを着て鉢巻をつけ、ライブのチャンネルをつけると「ゴーゴー、ヨーコ!!」とテレビに掛け声をあげ始める

ただ単に、ライブの事を忘れただけのようだ

その光景に若干引いた様子の安室さん


安室「こ、これは…」

蘭「これを見るために、依頼人と会う時間をズラしたんです…」

椎奈「小五郎さん、熱狂的なファンだからね…」









その後、ライブが終わると、すっかり熱が冷めた小五郎さんはテレビを切ってタバコを吸い始める


安室「えっと…これから依頼人と会うというのは合ってたんですよね?」

小五郎「ああ。でも、どんな奴が来るかは分からねぇよ」

安室「は?」

小五郎「何しろ、ネット経由で依頼してきた第1号のお客さんだからな!」


どうやら、小五郎さんはネットでの呼び込みも始めたらしい

安室さんがどんなものかと窓際のデスクまで行くのを見て、私も立ち上がった見に行く


安室「へぇ、ネット上に探偵事務所を立ち上げたんですか!さすがは毛利先生、こんな事も出来るんですね!」

小五郎「ま、まぁな! ウチもグローバルな世の中に対応して、デジタル化しようと思ってよ」

椎奈「(さすがは新一…)」


安室さんはこれを作ったのが小五郎さんじゃないと見抜いてそうだけど、ちゃっかり煽てているようだ

その隣で、私はまじまじとそのサイトを見ている

すると、小五郎さんはふと自分の腕時計を見た


小五郎「さて、ライブも終わったしそろそろ依頼人が来る時間───」


ビロピロリ〜ンッ

小五郎さんを遮って、彼の携帯にメールの着信音が鳴った

上着の内ポケットからそれを出すと、声を出して読んだ


小五郎「えっと…【そちらに伺う約束をした樫塚圭ですけど、こちらの都合でお会いする場所をレストラン"コロンボ”に変えたいのですが…。その店ならそこから割と近いですし】」
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