• テキストサイズ

【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第5章 〜ミステリートレイン〜





工藤邸に着いて、私がユキと書斎に行けばすでに母さんと新一、そして沖矢さんが立っていた



有希子「椎奈ちゃん、急に呼び出してごめんなさいね」

椎奈「大丈夫。安心して」



両手を合わせて謝罪のポーズをした母に私が安心させるように笑った。

まぁそれはほんの一瞬で、私はすぐに表情を険しくさせた



椎奈「…それで、何かあったの? こんなメンバーで集まるなんて」

コナン「うん。実はこの前、僕と探偵団のみんなで群馬のキャンプ場に行ったんだけど───」




そのキャンプに行った先で、彼らはどうやら不幸にも殺人事件に遭遇したらしい。犯人を目撃して第一発見者になった子供達だったが、無事に『謎のお姉さん』に救出されたという……

そこまではいい。

いいのだが…。どうやら、それが毛利探偵事務所に送られる手はずとなっていたようで、組織のメンバー・バーボンを警戒して念のために沖矢さんが見張っていると、どうやらそのムービーに探りを入れる者が出たそうだ



コナン「…その正体は十中八九、組織のメンバー・バーボンだと僕は思うんだ。椎奈姉ちゃんはどう思う?」

椎奈「私も、組織のメンバーであるとは思う。誰っていうのはまだコナンくんと同様決め手にかけるけどね」



いや、本当はどこのどなたがそんな事をしたのかなんて知っている。間違いなくバーボンだ。私の恋人、公安のエース様だ

私が考えるふりをして顎に手を当ててるのを見ていた沖矢さんが、変声機無しの素の声で話し始める



沖矢「この際、誰であるかは置いておいたほうがいいだろう…。間違いなく、組織は近いうちに動き出す」



沖矢さんが、「ここでな」と言ってあるサイトをパソコンごと私に見せてきた

それを見て、私は目を見開き驚く。やっぱりな、と思った。



椎奈「ミステリートレイン。ベルツリー急行ね…たしかに、この中なら奴らにとっても好都合…」

有希子「始末しやすい。危険思想を持つ組織ならそう思ってもおかしくないわよね」

コナン「今までならベルモットだけだったけど、今回はおそらくバーボンも動き出すはずなんだ」

沖矢「そこで、君の力を極秘で借りたい。君の周りを固めるボディガードを解いて、な」
/ 282ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp