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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第5章 〜ミステリートレイン〜










有希子《───あ、もしもし椎奈ちゃん? 母さんだけど…。実は私日本に帰ってるから今すぐお家に来てくれない? 大事な話があるから!》




突然の電話で、母はいきなりそんな事を言った


母さんが家に帰り、零さんも疑われていないこのタイミングは、正直嫌な予感しかしない……。





ちなみに、私がいるのは彼の働く喫茶ポアロだった。


最初はたしかに周りに私たちの関係を匂わせる目的だったけれど、いつのまにか安室透な彼の接客術と料理と対話の虜になり、昼間に訪れるようになっている



そして、必ずカウンター席に座って彼と話している事から、他のお客さんや梓さんには常に好奇なものや嫉妬の視線を注がれていているが、私は知らんぷりを決め込んでいた



そんな中である。母からの電話は。


注文していたコーヒーを全部飲むと、私はレジに立った。言わずもがな、会計は安室さんがしてくれた





椎奈「今日もすごく美味しかったです。また来ますね安室さん」


安室「ええ、お待ちしてます」




ただの客と店員ではない雰囲気をお互いに漂わせ、私は言葉少なな挨拶のあとにポアロを出て行った
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