【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2
第3章 〜探偵たちの夜想曲(ノクターン) 後編〜
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その後、パソコンに向き合った私たちは安室さんの誘導で長いパスワードを見つけて樫塚圭のパソコンデータを見ることに成功した
するとそこには、なんと銀行強盗の計画書が!!
しかも、探偵事務所で亡くなった男も含め、ここで見つけた小柄な男とまだ会っていない女性が拳銃を持って写真を撮っている大胆なものまであった
つまり、この部屋は樫塚圭を名乗る女性の家ではなく、銀行強盗メンバーの家だったというわけだ
そしておそらく、本来の住人は探偵事務所で亡くなった男
最初の遺体ががっちりしていたことからその男が庄野賢也さんを射殺した男で、樫塚さんはその男を含む強盗犯全員に復讐を果たそうとしているところだろう…
こうして事件の全容を把握しながらパソコンのデータを見ていくと、ふと強盗犯のうち一人の女性の家の住所が載ってあるのを見つけた
樫塚さんがそこを目指しているのは明白で、安室さんが「そこへ行ってみましょう」と言うと、私たちはすぐにマンションを出て行った
私たちがちょうどエレベーターでマンションを降りるタイミングで、世良ちゃんが私たちに会おうと一足遅くその階に駆けつけたことに気づかずにーーー
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再び安室さんの車である白のRX-7に乗り、街道を進んでいく私たち
元の話では蘭ちゃんが座っていた助手席に私が座ることになり、後部座席には蘭ちゃんと小五郎さんが座っている
不意に、後ろで蘭ちゃんが声を上げた
蘭「うそっ! コナンくんからメール来てた! 《大丈夫だから心配しないで》って…」
安室「どうやらコナンくんは自ら着いて行ったみたいですね」
小五郎「あのガキ。まーた探偵気取りかよ…」
安室「まぁ、子供の好奇心は探偵の探究心と相通ずるものですから…」
私は甘えてくるユキを撫でてやりながらその話しを聞いていたが、ふと隣に座る安室さんを見た
すると彼はサイドミラーをちらりと見ていて、私もそこに視線をやるとバイクが1台私たちをつけていた
椎奈「(あのバイク…。世良ちゃんかしら)」
元の話を思い出しながら私がそう推察したその時だ。小五郎さんの携帯が着信を知らせ、彼がその電話に出て話を聞くた私たちにも聞こえるよう電話に反復して返した
小五郎「何ィ?!! 小僧を乗せた車が王石街道を北上してるだと?!」