• テキストサイズ

【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第3章 〜探偵たちの夜想曲(ノクターン) 後編〜





すぐさまリビングに向かった私たちは、テレビの前に来るとリモコンで録画の画面の開いた


蘭「ホントだ! ニュースやワイドショーばかり立て続けに録画してる!」

小五郎「しかも、銀行強盗事件のコーナーだけ切り取って編集してるな…」


小五郎さんがリモコンで録画したものを再生すると、今朝していたニュースが映った

犯人は小柄な人、痩せた人、がっちりしていた人の3人。がっちりしていた人が発砲していた場面も映っていた


アナウンサー【───なお、この時犯人をなだめようとして射殺された銀行員・庄野賢也さんの通やが昨晩行われ、庄野さんの勇気ある行動に心打たれた───】


蘭「あれ? この人、圭さんの携帯の待ち受けに映ってたお兄さん! …でも、なんで苗字が違うの?」


テレビのアナウンサーの声を聞きながら、庄野さんの写真が見た蘭ちゃんが声を上げた

そして小五郎もこの録画に異変を感じたようだ


小五郎「それに変じゃねぇか! この部屋に住んでたのが圭さんの兄なら、今朝のニュースが編集できるわけねぇぞ!」

安室「まぁ、住んでいたのが誰にしろ、こんなニュースやワイドショーをわさわざ撮りためているということは…よほどの犯罪マニアか、犯人に復讐を目論む被害者遺族か、もしくは強盗犯本人と考えたほうが自然ですよね」

小五郎「た、たしかに…」


あまりに頭が回る弟子にかすかに圧倒されている小五郎さん

そして、「とにかく、もう少しこの部屋を調べて見ましょう」と寝室のパソコンに向かおうと安室さんがリビングを出かけたとき、蘭ちゃんが呼び止めた


蘭「あの…なんでそんなに頭が切れる探偵なのに父の弟子なんですか? どう考えてもあなたのほうが…」


そうヒソヒソと話しをする蘭ちゃんが、最後のほうに父親を見た。父親より頭がいいのに、と不思議がってるようだ

すると、それにクスリと笑った彼がヒソヒソ声で返した


安室「毛利先生はああやって悩んでいる振りをされていますが、実はもうほぼ真相を見抜いておられて僕を試しているんですよ…」


今朝の事件も毛利先生ならもっとうまく対処していたはずです、僕なんてまだまだですよ。と安室さんは笑いながら先に行ってしまった

蘭ちゃんはまだ納得しきっていないようだが…
/ 282ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp