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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第17章 〜仲の悪いガールズバンド〜



安室「練習なら見てあげられますが……あ、これから貸しスタジオに行って少しやってみます?」

園子「いいねそれ!」

蘭「やろやろ!」


安室の提案に、2人は非常に乗り気だった。ただし、コナンの目の前に座る世良だけは何かを探るように安室を見つめている


安室「椎奈さんもどうです? 貸しスタジオ」

椎奈「うーん…でも私は何を指導するわけでも無いですし…」

蘭「お姉さんの絶対音感があるじゃないですか! それに楽器得意なんですよね? ちゃんとできてるか聞いてください!」


絶対音感…それは、ある音を聴いた時に記憶に基づいて絶対的に認識する能力のことである。

キラキラと輝かしい表情で椎奈を見る蘭。その横で期待に満ちたな顔をする園子。その表情に弱い椎奈は苦笑いになった


椎奈「しょうがないなぁ。じゃあ私も行こうかな?」

園子「やったあ!」

世良「───なぁ、アンタ」


世良が不意に口を開いた。

しかし、彼女が見ているのは椎奈たちではなく、安室だった


世良「…ボクとどこかで会ったことないか?」

安室「それって、この前の狙撃事件ですか?」

世良「もっと前だよ」

安室「さぁ? あの時が初めてだと思いますけど…」


探るような視線を送る世良に対し、安室はなんでもないような態度を取る。その意味深な会話に蘭と園子は首を傾げ、コナンは興味深げに2人を見、椎奈はそんな彼らを見守るだけだった───

ーーー第三者side終了
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