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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第16章 〜純黒の悪夢〜



とりあえず、過去を振り返る暇はない。2人はさっそく持って来た物たちを手早く下に並べた

それらは全て爆弾処理に使う道具ばかりである


コナン「!! まさか2人とも、こうなることを知って…? でもなんで…っ」


コナンはそれを見てとても驚愕した。今回のことは、FBIと公安しか詳しく知らないはずなのだ。

それをチラリと見た2人は小さく笑い、準備の手を止めずに事情を話し始めた


萩原「まぁびっくりするよねぇ、ただの刑事がここまで乗り込んで来た挙句こんなに用意周到なんてさ」

松田「答えは簡単だ、椎奈だよ。あいつが赤井と行動しててな、組織の奴らが観覧車狙うってんで『徹底的にする奴らだから爆弾とかあるかも』って言われてな…。まあこうして当たってるわけだ」

コナン「!! 椎奈姉ちゃん?! というか赤井さんのこと知って…。って、組織の奴らのことも?!」

萩原「そそ。実は俺たち、今回の件には何年も前から結構関わってるんだぜ? 同期が2人、公安なもんで」

コナン「え、同期…? 同期ってまさか…1人は友人だっていう村田さんだよね。 じゃあもう1人は…」

松田「バイトと探偵なんて始めてやがる安室透な」

コナン「?!!」


動揺してばかりコナンに2人は細かく説明してやった。すると、彼はまたさらに驚いた。安室が、松田たちと同期だったのだ

そして彼の中で確信する。なぜ安室透の人格が演技とはいえ姉とあんなにも親しくなれたのか。松田たちと同期なら、幼い頃の姉に出会って繋がりがあってもおかしくないんだ


コナン「そ、そうなんだ…。あ!!」

松田「あ? どうした坊主!」

コナン「ノックリストを守らないと!!」


声をあげた途端走り出したコナンに声をかけた返答がそれだった。
2人は「忙しい坊主なこった…」「信頼されてるなぁ、俺たち〜」と小さな背中を見てそれぞれ呟いた








その頃、赤井たちはというと。

松田と萩原と別れた椎奈が内部の階段を登り、一番上まで来てやっと見つけた。

とりあえず、椎奈は仕掛けられているだろう爆弾のことや彼らの配置について話した


降谷「この大観覧車に火薬を張り巡らせた爆弾があるだって?!」

椎奈「ええ。けど爆弾はお兄さんたちに任せてる。それよりもここ…組織の人間は見つけた?」
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