• テキストサイズ

【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第16章 〜純黒の悪夢〜



椎奈「じゃあ、研二お兄さんと陣平お兄さんはこのまま私と観覧車へ。爆弾をみんなで探すの」

松田「ああ」

椎奈「そして和人お兄さんは、これを持って近くの工事現場へ」


椎奈はこれと言って、萩原が持っていた複雑な機械を手渡した。村田はそれに困惑する


村田「こ、工事現場?」

椎奈「この機械で、そこにあるやつなんでもいいから遠隔操作できるようにして欲しいの! それから、キュラソーを保護してほしい!」

村田「!! 分かった!」


村田が大きく頷いた。するとそれから彼女たちはその場から散らばった。村田は工事現場へ、椎奈たちは残りの持ち物を持って観覧車へ。








観覧車の立ち入り禁止とされている部分を通り、2輪の間にある内部へと入り込んだ


椎奈「お兄さんたちは爆弾を見つけて? 2人ならどんなとこに仕掛けるか、経験でわかるだろうから」

萩原「りょーかい。それで椎奈ちゃんはどうするの?」

椎奈「私は、とりあえず現状報告と届け物を渡しに赤井さんと零さんに合流する!」


彼女がそう言うと、2人は了承して頷いた。椎奈はまたも萩原から物を2つ受け取り、肩にかけると複雑になっている内部を走り出す

貰ったものだが、まず1つはトランシーバーだ。お互いに連絡を取るために必須である。そしてもう1つは、予備の暗視スコープも入れたライフルケースだ


椎奈「(間に合え、間に合え!!)」








一方、元爆発物処理班組は。


コナン「あ、萩原刑事! 松田刑事!」

萩原「コナンくん!!」


1人で既に乗り込んでいたコナンと、3人で合流していた。
そしてコナンのそばに電気コードが密集して繋がっている消火栓を見つけ、顔が険しくなる


松田「おい坊主、まさかそれ…」

コナン「うん…。爆弾だよ。しかも…」


コナンは視線を頭上に向ける。2人もそれに習って上の車軸を見、目を見開いた


萩原「なっ…」

松田「ありゃあおそらく火薬だな…。とんでもねぇとこに仕掛けやがる!」


松田が忌々しそうに吐き捨て舌打ちした。観覧車と爆弾…。彼にとって、忘れられない記憶を刺激するものである。しかも、今回はいっそう厄介なのだ
/ 282ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp