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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第16章 〜純黒の悪夢〜





それから、私も含めて子供達とキュラソーは知り合い探しの旅を再開した。と言っても、もはや子供達は遊びの欲求の方が勝っているようで、さっきから出店された娯楽ばかり行く

私も同行しているからか、周囲から注目を浴びていた


光彦「あ〜…。全然真ん中に入りません」

歩美「私、3つとも点数低いとこにしか当たらなかった…」

元太「なぁなぁ、姉ちゃん達もやってくれよ!」


子供達が揃って惨敗したゲームは、ダーツだった。本当に残念そうな顔をしているから、私も淡い満点の希望を胸にチャレンジしてあげようとお金を払う

そしてまぁ、その結果は惜しいとこまで行った。3回中2回がど真ん中、そして最後の一発がギリギリ真ん中を外れたのである


椎奈「お、惜しい…!!」

歩美「そんなぁ!!」


もう希望は、キュラソーしかない。私は仇をとってくれ、と子供達とともにキュラソーの応援に回った










結果、キュラソーは満点を取った。素晴らしい集中力と腕前だ。私はついつい拍手を送ってしまった。そして、スタッフさんから子供達はイルカのキーホルダーを貰っていた。しかしそれは3個までで、私とキュラソーの分は無かった

そして、私たちはコナンくんと彼と一緒に行動していたらしい哀ちゃんと合流した。2人は私を見てビックリしていた

その後には阿笠ハカセまで現れ、これから二輪に別れた大観覧車に乗ることに。完全にハカセも楽しんでそうな顔だった


阿笠「いやぁ、しかし椎奈くんもここに来るとはのう」

椎奈「私の場合は仕事だよ。まぁ最後にはここを楽しむ予定入れといたんだけどね」


観覧車の乗り場は階段を登った先にある。元気よく階段を駆け上がる子供達に続いていくも、ふとキュラソーがついてきていないことに気づいた。振り返ると、そこにはキュラソーが帽子で顔を隠す女性と話している姿が…。その女性のブロンドヘアを見て、私は足早にキュラソーへ駆け寄る


椎奈「お姉さん! どうしたの?」

キュラソー「あ、椎奈ちゃん…。なんだか声をかけられた気がしたの。気のせいみたい」

椎奈「そう…」


私はキュラソーの手を引いてベルモットと向き合う。そして、小声でやり取りを始める


椎奈「…残念だけどベルモット。今の彼女は黒じゃない」
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