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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第15章 〜安室に忍び寄る影〜



安室「やあ、コナンくん。学校終わったのかい?」

コナン「うん。僕、オレンジジュース!」


コナンくんはそう言ってランドセルを肩から下ろして私の隣に座った。そして私を見上げてくるが、その目に子供っぽさは無く真剣な目だった


コナン「…ねぇ、今出て行った男の人…。安室さん見てたりしなかった?」

椎奈「してたよ。熱烈な視線でじぃっっと安室さんを見つめてた」

安室「えらく意味深な言い方ですね…」


面白半分な物言いをすると、安室さんが苦笑いでオレンジジュースをカウンターに置く。そして、安室さんがあの男性について語り始める


安室「まぁ、見られることくらい気にする必要もないですがね。…この前なんか、尾行されたし」

コナン「尾行?! いつ?!」

安室「3日前だったかな…。買い物してた時にね」

コナン「それで?」

安室「? それでって?」

コナン「ほっといてるの?!」

安室「だって、何かされたわけじゃないし…」


話を聞いて危険視するコナンくんと違い、やはり安室さんは呑気なものだ。こんな話をしながらも彼はコーヒーを作っている

すると、コナンくんは目を鋭くさせて声を低くする


コナン「組織の人間……」

安室「!」

コナン「って事はない?」


コナンくんの言葉に、一瞬だけコーヒーを作る手が止まる。しかし、安室さんから出たのは否定の言葉だった


安室「…それはないな」

コナン「でも安室さんも組織の奴らを全員知ってるわけじゃないでしょ?」

安室「まぁね。でもあの人からそんな感じしなかったよ」

コナン「じゃあ、安室さんと同じ公安の人って可能性は?」


次々と安室さんに質問を浴びせるコナンくん。そんな少年に彼は笑って「相変わらずの詮索好きだね」なんてはぐらかした

それは言外に一般人だから気にする必要はないと含んでるようなもので、だからこそコナンくんは安室さんをストーカーする男性が余計に気になった様子だった───
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