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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第14章 〜異次元の狙撃手(スナイパー)〜



すると、狙撃地点にウォルツが現れた。その手前の建物ではコナンもそれに気づき、阻止を図ろうとキック力増強シューズのスイッチを入れて出したサッカーボールを力一杯蹴った

と同時に、発砲音が鳴った。窓ガラスは割れ、ボールはウォルツの顔面に直撃。おかげで吉野の弾の軌道から離れたが、ウォルツは壁に体をぶつけてしまった


中居「どうやらコナンくんは阻止できたようだな。犯人の標的が一時的に変わった…」


中居がスコープ越しにコナンのいるビルを見た。吉野がライフルを乱射しているようで、コナンはスケボーで屋上を逃げ回っている

しかしそれは長く続かず、弾丸はスケボーに命中し転倒した。その直後、中居はライフルの引き金を引いて発砲する

弾はまっすぐベルツリー側の吉野のライフルに命中し、怪我を負わせた。しかし、まだ諦めていないようで屋上から展望台に移動する

スコープ越しにそれを見て、中居は小さく舌打ちする


中居「やはり諦めてはくれないか…っ」

沖矢「おれが次の一発で戦意を削ぐ。お前はベルツリーの中にいる安室くんに連絡を取ってくれ」

中居「ああ」


沖矢に言われて頷いた中居は、急いで携帯で安室に連絡を取ろうとする。ベルツリーの方では展望台でマズルフラッシュが度々見えたことから、すでに遭遇してしまったらしい

するとスコールの後、安室は中居の電話に出た


安室《おい、中居! どういうことだ? 制圧できなかったのか?!》

中居「ああ、すまない。ライフル一丁だけだと思ってたんだが、元軍人だけあって武器の種類に困ってないようだ…。マズルフラッシュが見えたが、吉野の銃はマシンガンか?」

安室《ええ。乱射されて困ってます。説得なんてとてもできない》

中居「そうか…」


興奮状態の犯人をいかにはやく制圧すべきか…。未だマズルフラッシュが見えるベルツリーを凝視し、ライフルを構えて未だに狙いが定まらず発砲できない沖矢をチラリと見ると、中居は犯人が窓側から離れていることに気がついた


中居「なら透! 窓側に犯人を誘導できるか?」

安室《窓側だと?》

中居「ああ。奥にいるおかげで吉野を狙えない! 銃さえ取り上げれば素手で戦えるはずだ!」

安室「分かりました! やってみます」


展望台の柱に隠れて電話をしていた安室は、それを最後に通話を切った。
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