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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第14章 〜異次元の狙撃手(スナイパー)〜



世良に気を取られている隙に、安室は窓側の柱に身をひそめ声を上げる


安室「吉野! こっちだ!!」

吉野「くそっ!! チョロチョロと動き回りやがって…!」


安室の隠れる柱に向かって、吉野が発砲した。しかしそれと同時に、コナンから連絡を受けたらしいジョディとキャメルがこのフロアに拳銃を持って突撃する

それに気づいた吉野が逃げ切ろうと窓側に走ってくる。その姿を、沖矢はスコープで狙いを定めた


中居「沖矢、今だ」

沖矢「ああ」


沖矢の指が、引き金を引いた。放たれた弾はそのままの軌道で吉野の腕を貫き、銃を落とさせる。途端に負傷した腕を掴んで痛みに唸る吉野を見て、安室は動いた


安室「はぁああ!」


距離を詰めた安室のストレートな渾身のパンチが吉野の鳩尾に叩き込まれる。そして衝撃から息を詰まらせる吉野の横で、世良の強烈な飛び蹴りが彼の後頭部に炸裂した


世良「椎奈さんの分だ!!」


そして、吉野の体は後ろにある柱に激突し、そのまま動かなくなった。ジョディとキャメルはそれに放心したものの、慌てて吉野に駆け寄った


世良「case closed!! 一丁あがりだ!」

安室「これで一件落着ですね」

ジョディ「あなたたちねぇ! それにしたってやりすぎよ!!」

キャメル「まぁまぁジョディさん。吉野は捕まえれたんですから…」

安室「そうですよ、何か文句でも?」


スッキリした表情でやり切った感のある言葉を言っている2人に、ジョディはプンスカと怒ってキャメルがそれを宥める


こうして、日本で起こった前代未聞の連続狙撃事件は幕を閉じたのだった……───
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