【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2
第14章 〜異次元の狙撃手(スナイパー)〜
ジェイムズ「…となると、あれは無差別殺人などではなく、初めからマーフィーさんを狙って?」
コナン「うん…」
ジェイムズ「ありがとう、それを確かめたかったんだ」
目暮「やはり犯人とハンターは共犯だったというわけですな…」
3人の話を聞いていて、安室たち同期を除く全員が、どういうことだと混乱した。
そして、知らされたのはFBIが入手した新たな事実。ティモシー・ハンターは、8年前に受けた銃弾の後遺症により狙撃がまともにできる体ではなくなっていたのだ。つまり今までの事件は、ハンター自身の殺害も含め依頼された、真犯人によるものである
それを聞いた安室は以前椎奈から聞いたことと同じであると判断し、表情を険しくさせた
キャメル「最重要人物である自分が死ぬことで捜査を撹乱し、次の標的であるマーフィーさんを油断させる…。初めから計画されたことだったんです」
萩原「つまり犯人がハンター狙撃の際、約150mという最短距離にも関わらず1発ずつ外したのは躊躇してたから、か…」
伊達「んでもって弾の種類が違うってのも、遺体の損傷を軽減させるためっつーところだな」
萩原と伊達は椎奈から第二の犯人の存在を聞いていたため、それを元に犯人の行動を分析する。
しかし状況証拠だけで決めつけるのは危険だ。そこで、第一現場にいたコナン君たちの撮った映像をFBI本部が解析した。それを見せてもらい、全員が目を見開く
松田「…たしかに、もう一人いやがるな…」
ジェイムズ「ハンターは観測手…所謂スポッターとして協力していたと思われます」
ジェイムズがそう言うと、コナンと世良、安室、そしてその同期たちが一斉に反応した
安室「(SEALSは通常スポッターは使わないはず…。日本での初めての狙撃に慎重になったか? それとも別の理由が…)」
そこまで考えて安室は、どことなく後者が正しいと思えた。慎重になるくらいなら距離を詰めればいい。そうしないのは、その場所に深い意味があると言うこと…。
彼が考え込んでいる間にも、周りは話を続ける
ジョディ「猛烈な頭痛と視力の低下。その苦しみから一生逃れられないと悟ったハンターは、自らの死を含めた復讐を依頼した」
世良「待ってくれよ! まだサイコロの謎が残ってる!」