【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2
第14章 〜異次元の狙撃手(スナイパー)〜
私はその話を聞いてハッとなった。コナンくんなら抜かりないだろうが、念のため確認を取ろうと零さんの携帯を持つ手を掴んで私の耳に当てた
椎奈「コナンくん! ハンターの遺体だけど、司法解剖はもちろん病理解剖もした方がいいわ! あと、頭部のレントゲンも!」
コナン【うん。僕も同じ考えで、すでにそれは頼んでるから大丈夫! ただ捜査一課はまだ混乱中みたい。それと、ハンターに近しい人物で挙げられたことのあるスコット・グリーンとケビン・吉野って人が行方をくらましてるんだ!】
椎奈「そう…。ありがとう、コナンくん! また連絡しましょう?」
私はそう言って電話を切った。そして、零さんに2人の人物が行方が掴めない事を話すと、案の定彼は顔をしかめたのだった
*
そして朝。隅田川を挟んだハンターの狙撃場所にやって来た私は、双眼鏡と地図を片手に狙撃場所を観察する
零さんやほかの警察同期たちは、皆それぞれ本庁でこの事件を調べるらしい
椎奈「(やっぱり原作通り…。狙撃地点が近いにも関わらず1発外したのも…)」
?「あれ、椎奈姉ちゃん?」
椎奈「あら、コナンくんと世良ちゃん!」
不意に後ろから声がかかり、振り返ってそれが弟とそのクラスメイトである世良ちゃんと気づいた。彼らも調査しに来たらしい
コナン「椎奈姉ちゃんも来たんだね! この事件、改めて現場を見てどう思う?」
椎奈「怪しいところだらけ。弾を外すなんてまるで撃つのを躊躇ってるみたいじゃない? それに、事件は全て浅草近辺で行われている」
世良「距離・弾道・サイコロにも意味があるんじゃないか?」
椎奈「でしょうね…」
そうやって話し込んでいると、コナンくんの電話が鳴る。ジョディさんからのようで、スピーカーにしてもらって話を聞いた
どうやら病理解剖の結果が出たらしく、ハンターの胃から大量の強い鎮痛剤が見つかったらしい。理由は、脳に残っていたらしい8年前に受けた弾丸の破片。普段から猛烈な頭痛に襲われ、めまいすら引き起こしていたことだろう、と。
世良「それでよくシアトルでウッズを狙撃できたな?」
コナン「それも今回の犯人が行ったことだとしたら?」
椎奈「これはただの狙撃じゃないわ! 」