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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第14章 〜異次元の狙撃手(スナイパー)〜



ーーー翌日

一夜が明け、朝になると風見さんから連絡を受けて私はユキとともに警察庁にやってきた。そして公安の警備企画課のドアをノックして開ければ、風見さんが来客対応のためのスペースに連れて来てくれた


風見「椎奈さん、ご足労ありがとうございます」

椎奈「いえいえ、そんな…! 色々調べていただいたんです。こちらから出向くのは当然ですよ」


動き回ろうとするユキを抱えて止め、改めて挨拶した。向かい合って席に座ると、挨拶もそこそこに風見さんは極秘と書かれた茶封筒を私の前に差し出した

ほぼ同時に女性警官からお茶とユキ用のお水をもらい、それに頭を下げてから茶封筒を手に取った


風見「…あなたが降谷さんに集めるように言った、森山仁の情報です。女性婚で苗字は違いましたが、おっしゃっていた通り日本…東京の墨田区本所に住んでいました。警備網もすでに配備し、目立たないようしています」

椎奈「墨田区本所…」

風見「はい。ちなみに、これが警備図になります」


おそらく森山の家とその周辺らしき図に、公安の人間を示す丸印がいくつか書かれた紙が渡された。目立たないようにという都合のせいか人数が少なく、けれどスナイパーが立ち入りそうなところに1人は配備しているようだ


椎奈「風見さん、この警備の配置…もしかして和人お兄さんが?」

村田「お、よく俺だって分かったなぁ」


風見さんと話していると、私の後ろにある仕切りの後ろから顔を出した和人お兄さんがこちらを覗いていた


村田「俺もあの組織では一応スナイパーだったからなぁ。複雑だけどその視点から少し攻めさせてもらった」

椎奈「だと思った…。でも人数が少ないから突破されたらおしまいだけど…」

村田「あまり多いと目立つからな。それに予想できる場所が多い」

椎奈「(たしかに…。でも記憶より狙撃のプロの予測の方がきっと的確。特に今回の連続狙撃事件では、ね)」


ハンターの愛用銃、MK-11は射程範囲が広すぎる。絞り切るのも大変だけど、ここはプロの予測に委ねるしかないと判断し、警察庁を後にした




しかし翌日に森山仁が自宅で銃殺されたことがニュースになった───
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