【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2
第12章 〜緋色編(序章・追求)〜
神笠「どうせこのストーカー先生かおばさんにやられて、運び出された後だったんだろうな」
目暮「しかし、植野さんが帰り菅本先生が来る前にあなたが連れ去った場合も考えられますが?」
神笠「そらそうか…。とにかく、約束通りここに来たが、あの先生がいなかったんだ」
萩原「じゃあ、渋谷先生と約束したのは9時半ごろだったと?」
神笠「ああ」
萩原「ですが、渋谷先生の携帯に【約束は8時半ごろでしたけど来られますか?】という未送信のメールがあったんですけど、これってあなた宛だったんじゃ…」
神笠「知らねぇよ! そう聞くってことは宛名は書いてなかったんだろ? もしかしたらおばさん宛でメール打ってる来ちまったのかもしれねぇじゃねぇか!」
植野「!!」
神笠さんは、「足し算引き算で頭がこんがらがってるかもしれねぇだろ?テストの採点してたようだしな!」と事件に嫌に興味なさげに言い切っていた
*
その後、鞄に入っていたというテストの答案用紙が気になり、それを撮った写真を見せてもらった。現物は鑑識に渡っているため、これしかないのだそうだ
容疑者を除く全員がそれを見ていた。ユキも興味深そうにそれを見ている
私は、原作を思い出して写真の採点の違和感を見つけると、チラリとお兄さんたちを見た。彼らの顔はフッと笑っているので、おそらく犯人に気づいている
目暮「でもまぁ、こんな単純な問題でもこれだけ数字が並んでいたら頭がこんがらがらなくもないか…」
神笠「だろ?」
ジョディ「でも夏子の言ってたことって本当だったのね…右に書いているイラスト。アメリカじゃ満点の時は【excellent】って書き足されるけど、にほんあじゃ花マルだった彼女言ってたから…」
安室「それだけか?」
棘のある安室さんの声が、ジョディさんの背後からかかった。そして「ドイツ系の君はどうだ?」と写真から読み取れる情報を聞いている
キャメル「日本じゃ正解に丸をつけるらしいから、一番上の答案用紙は間違っていないとすれば…」
安室「はははっ!」
突然、安室さんが大爆笑した。ついに壊れたか…。←
安室「どうやら読み取れたのは僕たちだけのようだよ!」
全員「「僕たち?」」
安室「そうだろ? 椎奈さんと、ユキと、江戸川コナンくん?」