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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第12章 〜緋色編(序章・追求)〜



伊達「頭蓋骨陥没の大怪我で、なんとか手術が終わったらしいが意識がまだ戻ってない」

ジョディ「そう…」


ジョディさんは顔をうつむかせ、辛うじてした返事はそれだけだった


キャメル「おそらく夏子さんは、仕事帰りに金目当ての犯人に襲われ、階段から突き落とされたってところでしょうか…」

松田「いや、それはねぇよ」

「「え?」」


キャメルさんの推測を容赦なくぶった切った陣平お兄さんに、キャメルさんとジョディさんと目暮警部が驚いて彼を見る

研二お兄さんと航お兄さんは頷いた


萩原「そうだな。被害者のカバンには採点済みの答案用紙がたくさん入れられてたんだ」

伊達「教師は、それを持って帰っちゃなんねぇのさ。個人情報流出の恐れがあるからな」

松田「つっても、自己責任で採点する奴もいるが…。全部採点されてるからありえねぇ。おそらく、現場は学校内だ」

キャメル「そうか!」


刑事3人の推理を聞き、キャメルはこの現場の謎を理解した


キャメル「犯人は彼女が仕事帰りに襲われたと見せかけるために、彼女のバックに机の上のものを色々詰めて偽装したんだ! その際、答案用紙を入れてしまったんですよ…」

目暮「頭蓋骨陥没ということは、鈍器で殴られたのかもしれんな…」

伊達「階段から突き落とせば、誤魔化せると思ったんでしょう」


彼らが話し込む中、ジョディさんは何やら考え込んでいたらしく、「そう言えば夏子…」と昨夜のことを教えてくれた。電話でこれから生徒の親に会うと言っていた、と

警察は、その相手を最重要人物として携帯の通話履歴から探すことになった───








所変わって、杯戸小学校。

陣平お兄さんたちの狙い通り、職員室にある渋谷さんの机からルミノール反応が出た。犯行現場で間違いないらしい

しかし凶器は見当たらず、犯人が持ち去った可能性が高い…。

入り口に集まった他の教師たちに渋谷さん以外残っていなかったかと聞けば、菅本佳晴と言う人が渋谷さんを送ると言って残っていたらしいと教えてくれた


菅本「女性の一人歩きは危ないと思って…。でもそろそろ帰る頃だと思ってこの職員室を覗いてみたら、もうおられなくて…」

萩原「それ、何時頃ですか?」

菅本「は、8時半過ぎだと思います。なので警備の人に戸締りを頼んで帰りました」

松田「それまでどこでなにを?」
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