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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第2章 〜探偵たちの夜想曲(ノクターン) 前編〜




目暮「で、弟子?!」

松田「へぇ〜。そいつはまた…」

小五郎「いやぁ〜はっはっは!」


信じられない、と言いたげに驚く目暮警部と、面白そうにニヤリと笑う陣平お兄さん

照れて笑っている小五郎さんに、目暮警部は今度は呆れた目を向けた


目暮「ま〜た君の隣に探偵気取りが増えたわけか…」

安室「…え?『また』って…」

目暮「君の他にもいるんだよ。最近、毛利くんと一緒にちょくちょく現場に顔を出す、若い女の探偵がな…」

安室「へぇ、若い女性の探偵ですか。それはぜひ───会ってみたいですね…」

椎奈・松田「「……」」


最後の方、彼は一瞬だけ鋭い目をして呟いた。それにしっかりと気づけたのは、隣に立つ私と、陣平お兄さんだけだった











その後、警察の人たちとお別れした私たちは、安室さんの車に乗せてもらっていた

安室さんの車は、現在大きな車道を走行している

しかし、道は広いが車内の後部座席はキツキツだった…

運転席側から小五郎さん、蘭ちゃん、私と、その膝上にコナンくんまでいるんだから

そしてやはり、車内は騒がしくなり…


小五郎「なんでお前らまで乗ってんだよ! 狭いじゃねぇか!」

安室「すみません。この車、後ろに3人も乗せるように出来てませんので…」

蘭「いえ…! お父さんこそなんで乗ったのよ!!」

小五郎「俺は圭さんが心配でだな…」

蘭「私だって知らない人が自殺した部屋でコナンくんと2人なんて心細いもん!!」

椎奈「そうね…。こうなるなら、私やっぱり歩いて帰ってた方が…」


そう。元の世界の話的に考えて、明らかに私が車を狭めているんだ…

しかし、私がそう切り出せば全力で否定された


蘭「何言ってるんです椎奈お姉さん! 夜道は危険なんですよ?!」

コナン「そうだよ! 僕お姉ちゃんといれて嬉しい!」

安室「無理やり誘ったのは僕ですし椎奈さんは気にしないでください」


3人ともにそう言われてしまえば、私はもう何も言えまい。
コナンくんなんて、普段なら言わないようなことを心のライフ消費してまでいったんだから←

しかし、私はそこで黙っても毛利親子の言い合いは続く

そんなうるさい車内の中、私の膝上に座るコナンくんは既に落ち着いたユキを抱えて事件について考え込んでいた
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