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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第10章 〜招き三毛猫の事件〜





場所は変わって、子供達と私と安室さんはポアロの上の毛利探偵事務所にやって来た。そして事のあらましを説明したのだが…。


毛利「なにぃ?! 猫の飼い主探しだとぉ?! そんなもん他でやってくれよ! 忙しいんだから!!」

蘭「ったく…」


小五郎さんか競馬のテレビに夢中になっていて、手伝ってくれる気がなさそうな様子に蘭ちゃんはもはや呆れ果てていた

しゃがんで愛猫を撫でていた私も、それに苦笑いしていた時だった。ふと、目の前にロシアンブルーの猫が現れたのだ


歩美「あ、ゴロちゃん!」

ゴロ「にゃあ〜」

光彦「なんでここに?」

元太「この猫、あの怖いおばさんの猫だろ?」

蘭「(怖いおばさんって…)」


元太の何気ない一言に蘭ちゃんは思わず苦笑いになった。

どうやら、このゴロちゃんは福岡に行った彼女の母親の代わりに今晩だけ面倒をみる事になったらしい

私は「へぇ〜」と相槌をうちながら、そばで微妙な距離で対峙し合う猫たちを眺めた


小五郎「帰れ帰れ! 誰かが依頼料払ってくれるわけじゃねぇんだろ?」


面倒くさそうに私たちを追っ払おうとする小五郎さん。しかし、それを聞いていた安室さんはとっておきの餌を用意して小五郎に近づき、耳打ちした


安室「じゃあ僕が依頼しますよ。依頼料は沖野ヨーコサマーライブのプレミアシートのチケットで!」

椎奈「(…貢いでる)」←








小五郎「えーっと…。まず1人目の飼い主さんは…舎川睦美さん。専業主婦ですか」

舎川「はい」


小五郎さんは、実に簡単な人だった。

机を挟んで、小五郎さんと舎川さんはみんなが見ている中事情聴取を始めた


舎川さん曰く、猫がいなくなったのは二ヶ月くらい前だそう。家族で旅行に行くからと知り合いに預けたら、いなくなったらしい。そして、飼い猫の証拠として彼女は孫娘と映る子猫時代の写真だった。模様がよく似ていた

すると、コナンくんがゴロを抱えてユキを招きながら舎川さんに見せた


コナン「じゃあさ、おばさんも猫好き?」

舎川「ええ、もちろん!」


舎川さんはそう言うと、ゴロとユキに向けて「おいでおいで」と何度も呼びかけ始めた。しかしゴロは小五郎の元へ、ユキはその場で毛づくろいをする始末
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