【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2
第10章 〜招き三毛猫の事件〜
コナン「大尉はだうしたの? もう餌を食べにきちゃった?」
椎奈「(できればそうであってほしいのよね〜。ユキって大尉くん苦手だから…)」
心の中で既に来ているよう祈っていると、梓さんがニコリと笑った
梓「実は…先週から大尉くんはなんと私ん家飼い猫になったのよ!」
歩美「ええー?!」
元太「いいのかよ! そんなことして!!」
光彦「大尉は野良猫ですけど、首輪を付けていたので元は誰かの飼い猫だったんじゃ…」
子供達の心配は最もだ。しかし、大尉くんが怪我をして来たことがあるらしく、心配で飼うことにしたらしい。それに、本気で飼い主が探していたら、雑誌を見て名乗り出るはずだ
歩美「でもでも〜! 大ちゃん独り占めなんてずるいよ!!」
元太「それによ、あんな小せぇ写真で飼い主が名乗り出てくるわけねぇじゃんか!」
梓「そう思うでしょう? ところがどっこい…」
妙に上機嫌な様子の梓さん。そしてその時、「あの〜」と男性の声が聞こえた
男性1「雑誌に載ってたポアロって店、ここっスか?」
梓「あ、はい…」
男性1「雑誌に書いてあったっスよね? 夕方になると餌をねだりに来る野良猫がいるって写真入りで…」
梓「ええ…」
男性1「じつはあれ、俺の猫なんスよ! 半年前からずっと探してて!」
男性2「お、おい! 何を言っているんだ君は?! あれは間違いなくうちの飼い猫だよ! 勝手なこと言わんでくれ!!」
梓「ええ?!」
なんと一人目のチャラそうな男以外に2人目の男性まで飼い主と言って現れてしまった
梓「そ、それが2人じゃないのよ!! 」
安室「実は今、店の中にもう一人…」
椎奈「…え?」
困ったように笑って店を指す安室さんの指を辿ると、たしかに、店の中に高齢の女性が座っていた。
椎奈「…とりあえず外で話すのもあれなんで、中に入りません? 」
ユキ「にゃあ」
とりあえず、飼い主候補3人をに改めて話を聞こうということになった