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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第9章 〜ジョディの追憶とお花見の罠〜



段野「それであのスリの事をネットで調べまくって出没しそうな場所で張ってたってわけ…」

高木「しかし何でプリクラを? あれが貼ってなければあなたの財布だと分からなかったかもしれないのに…」

段野「財布を開けばあのプリクラが目に入るでしょ? 見せつけたかったのよ、あのスリに…」


───あなたが盗み取ったのは、お金だけじゃない…。1人の小さな男の子の命だってね……。


そう言った彼女のその声は、夕暮れに染まる桜を儚げに見せていた───







事件がなんとか無事に解決した後のことである。
何か用事でもあるのか、坂巻と弁崎は早く帰りたがっていた

そこで、スリの一件の事情聴取は後日にバスされる事になる。すると、「連絡してください…」と言った弁崎は、足に違和感を覚え、下を見て目を瞬かせた


弁崎「し、白い猫…?」

ユキ「にゃあ〜」


なんと、今まで何をしていたのか。ユキは弁崎の片方の足に乗っかり彼を見上げていたのだ。しかし、ユキはそれを見つけたコナンにすぐに回収され、コナンはこれを機にとある質問をする


コナン「ねぇ! おじさんってもしかして目が悪いの?」

弁崎「え? なんで?」

コナン「だってあのスリのおばさん、おじさんの顔見てビックリしてたよ? あれってちょっと前に財布をスった相手がおじさんっだったからだと思うんだけど…。ねぇ?椎奈姉ちゃん」


コナンは姉に話を振りつつ、抱えていたユキを彼女に渡した


椎奈「ま、それもそうね。2回目のはずなのに…」

弁崎「そ、そうなんだ…目が悪くて…」


椎奈がニコニコと質問すれば、弁崎は誤魔化すように答える。それを聞いた元太たちが、「眼鏡かけねーと桜見えねーぞ!」と言った


歩美「1人でお花見に来たの?」

弁崎「実はお守りを買いに…」

光彦「なんのお守りですか?」


子供達は好奇心と言う名の質問攻めで弁崎を追い詰めていく。「それは…」と彼が返事に詰まった時だった

1人の日傘をさした女性が笑顔でやってきた。しかしその人物は、コナンたちを見て怪しく笑った者でもある…


女性「私のお守りでしょ?」

弁崎「も、素江…」

女性「この子のためのね…」
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