【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2
第9章 〜ジョディの追憶とお花見の罠〜
高木「そ、それは黒兵衛というスリの置き土産のようなもので…」
段野「え、うそ?! じゃあ私、スリにスられてたの?!」
弁崎「やっぱり…。財布がないのさっき気づいて…警察に届けようかと思ってたところで…」
坂巻「まぁ中身は大して入ってなかったから、くれてやっても良かったが…。そのスリ捕まえたのか?」
坂巻という老人がそう言うので、刑事たちはそのスリが殺されたことを言った。そして、3人に容疑がかかっていることも。
坂巻「わ、わしらの中に?!」
弁崎「そんな…!!」
段野「私たち被害者じゃないの?!」
目暮「とりあえず、ボディチェックと所持品と携帯を調べさせてもらいましょうか」
警察の指示に渋々従った3人は、それぞれチェックを受けることになった
一方、少し離れたところでそれを見ていたいたコナンは、何か考えるジョディの様子に気づいた
コナン「ジョディ先生? 何か気づいた?」
ジョディ「いえ…前に君がとってくれたビデオに映ってた男のこと思い出したのよ。ほら、病院に潜入しているスパイを見つけ出すために、わざと携帯を落として拾わせたでしょ? 最初に取った太った男が脂症だったなぁって…」
中居「(!! 病院にスパイ? 興味深い話だな…)」
椎奈「……」
中居が考えるポーズでコナンたちの隣に立ち、話を盗み聞きしているのをチラリと見た椎奈。彼女はユキを撫でながら自然な動作でコナンたちに近づいていった
ジョディ「結局、次に拾った男がスパイで、最後の男はフェイスメーカーつけてて…。そして、その携帯をシュウが…」
中居「!!」
椎奈「ジョディさん、コナンくん。その話はここでは…」
コナン「椎奈姉ちゃん?」
ジョディ「え?」
2人は、椎奈が苦笑いで話を終わらせようとする様子に首をかしげた。なぜだ、と顔に書いてある。椎奈はそれを見て、2人に顔を寄せ小声で話す
椎奈「さっき哀ちゃんが言った通り、ここは善悪様々な人間がいるんです。所属組織の話は無闇矢鱈に話さないでください…。あまり争いを好まないタイプですけど、そばには公安だっているのに…。さっきみたいに日本警察ともめたくないでしょう?」
ジョディ・コナン「「あ…」」