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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第9章 〜ジョディの追憶とお花見の罠〜





続いて子供達とやってきたのは、神社にある水手をする場所だった。

今回はジョディさんとコナンくんも一緒に来ていた。けれど、例の風邪の男の人も付いてきていて、私は刑事メンバーと話がてらその会話を聞いていた


ジョディ「…それで、まだ思い出せない? 彼と何処で会ったか」

風邪男「ええ。昨日風邪で一日ぶっ倒れていたので記憶が…」


彼は演技力がありすぎだと思う。適度に咳をすることであまりに自然に風邪を引いている人間を演出していた


ジョディ「もしかして、どこかの缶コーヒーの自販機とかで見かけたんじゃない?」

風邪男「か、缶コーヒー好きなんですか? 彼…」

ジョディ「ええ。よく飲んでたわ。そう…そこで男性数人と話している彼女も知ってるんだけど、彼らが今にも病院を襲撃しようとしていたっていうあの時も───」


ジョディさんが思いつめた顔をして、私も知っているその当時のことを語った。けれど最終的に話が面倒になった彼女は電話番号を風邪男に渡してしまう

その側では、コナンくんが赤井の変装をしたバーボンについて考えていた───









こうして風邪男の要件も終え、手も清めた私たちは次に神前に向かった

と言っても鈴を鳴らしお祈りするのは元太くんたち本格的な子供達で、大人や精神年齢高校生のコナンくんや哀ちゃんは離れていたところにいた

景気良く鳴らされた鈴の音を聞いていると、私とコナンくんに哀ちゃんが話していた


灰原「…ねぇ。あなたたちがさっき話していた赤井って、どんな人?」

椎奈「なんで?」

灰原「なんか…私が知っている人と良く似ている気がするんだけど…」

コナン「?!」


哀ちゃんがそう言うと、途端に動揺を表したコナンくん


コナン「き、気のせいなんじゃねぇか? それに赤井さんはもう───」

客a「え? 死んでる?」

椎奈「(え? それって…!)」


物騒な話をする参拝客の声に、ジョディさんや刑事たち、私たちも思わずそちらを見た


客a「マジかよ…」

客b「ああ…トイレの裏が大騒ぎになってるってよ!」

客a「行ってみようぜ?」


2人の参拝客は、確かめるためにそのトイレの方に走っていった。その直後、コナンくんの携帯が着信を告げた

そしてハカセは言った。
【わしは殺人事件を目撃したようじゃ】と───
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