【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2
第9章 〜ジョディの追憶とお花見の罠〜
哀ちゃんがあくまで仕方ないと見せてきたおみくじは、コナンくんと私を驚かせた
椎奈・コナン「「だ、大吉?!!」」
哀ちゃんはその反応に満足したようで、滅多に見ないドヤ顔を見せてきた。それを聞きつけた全員が哀ちゃんのおみくじを見て、子供たちは羨ましげに、大人たちは微笑ましげにしていた
すると……
?「でも、凶は滅多に出なくて逆に縁起がいいとも聞いたから…。がっかりしないで、クールキッド!」
コナン「ジョディ先生?!」
「「((FBI……?!))」」
コナンだけじゃない。子供たちも大人も彼女の登場に驚いていた。特に刑事さんたちは、目を見開いた後に顔を強張らせた
歩美「先生もお花見しに来たの?」
ジョディ「oh, yes! 桜、大好きだからね!」
灰原「なるほど。2人でこそこそ密談するために、先生をここに呼びつけたのね」
2人「「え……」」
哀ちゃんの推測に目が点になる2人。すると、松田はサングラスをかけたまま人が悪そうにニヤリと笑う
松田「へぇ…。まぁたしかに、公園や神社はスパイがよく情報交換に使うからな」
萩原「スパイも公務員も御用達の場所ってね〜」
そう言ってケラケラ何もないように笑った研二お兄さんは、とりあえず子供たちに別の場所に行くよう背中を押してやった
そして子供たちが離れた途端、ピリピリした空気になる。私とコナンくんが顔を見合わせる
松田「…で? あんたらFBIは他国の日本でこそこそ何をやってるんだ?」
ジョディ「あら、何もしてないわよ」
萩原「でも休暇にしては長期滞在しすぎない? 」
伊達「普通、こんな休暇取れないだろ…」
ジョディ「たとえ何があっても、あなたたち日本の警察には関係ないわ」
ジョディが険しい顔で言ってのけると、萩原の顔が怒りで引きつった笑顔を浮かべた
萩原「じゃあ『ごうにはいれば郷に従え』って言葉は知ってるよね。英語で言うとAccording to the township if put into Tsuyoshi かな。俺たちの国で、君たちの国のように拳銃の無許可発泡はよしてほしいな〜」
ジョディ「!!」
伊達「言っとくが公安の知人から聞いたんだぜ? せめてそこと協力ぐらいしてもいいだろ。ちなみにここは公安の目も光ってるから注意したほうがいい」