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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第9章 〜ジョディの追憶とお花見の罠〜



これは、とある快晴の日。

幾本もの桜の気が満開に咲き誇る神社で、屋台が出たりお参りしたりと世間はお花見一色だった

かくいう私たち───博士や子供たち、私とユキと日本警察のメンバーも、桜に魅せられた一人である

境内を歩き回りながらこの光景に見とれていた


阿笠「おお! 桜が満開じゃの〜」

椎奈「神社で花見もいいものね」

歩美「ほんと! 天気もいいしね」

光彦「まさにお花見日和です!」

元太「俺のお腹も弁当日和だぞ!」

萩原「花より団子を体現してるねぇ」


研二お兄さんがそういうと、子供たちは明るく笑っていた。

その後、子供たちはおみくじを引きに行くといい、ユキとハカセと中居は場所取り、お守り役として残りの大人を連れてさっさとおみくじを買いに行ったのだった









おみくじを引いた子供たちは、見事にバラバラであった

コナンくんは凶、元太くんは吉、歩美ちゃんは中吉、光彦くんが末吉だった。

私もおみくじを引いたのでめくってみたのだが、結果を見た私は項垂れてしまった。


椎奈「(あーあ、私も凶だし…。というか何なの、人生至上最悪の厄年なり。って…言われなくても分かってますよ!! 現に今もそうなんですよ!)」


落ち込んだ後の、おみくじに対する理不尽な怒り。叫びたいのを抑えつつ心の中で止めておいた

すると、子供たちがお互いのおみくじを見せ合いっこして気が済んだのか『おみくじ結び場』とかかれた場所に走り出す


歩美「じゃあおみくじ結んでこよう?」

?「これこれ!」

歩美「…え?」

?「せっかくええくじを引いたんじゃから、持って帰りなさい! おみくじを結ぶのは悪い運を置いていき、運気を変えるためなんじゃから…。まぁ近頃じゃ、なんでも結んでく悪しき習慣がついてしまったようじゃがの」


声をかけてきたのは、杖をついたおじいさんだった。しかし彼は子供たちに言うだけ言うと、その場をすぐに去ってしまった


椎奈「…じゃあ、結ぶのは同じ凶の私とコナンくんだけかもね」

コナン「盗み見したのかよ、姉さん…。てか、灰原はまだ教えてもらってねぇだろ」

灰原「あら、知りたい?」

コナン「別に…?」

灰原「そんなに知りたいなら仕方ないわね…」


哀ちゃん、地味に自慢したいかんじなのね…。
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