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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第8章 〜怪盗キッドと赤面の人魚〜



椎奈「(いや、探偵でもそこまでは本人に聞かないと分からないよ…)」


蘭と園子が浮上した疑問を探偵だからという曖昧な理由で解決してしまったことに内心苦笑いでつっこむ椎奈

すると、いよいよ4人でボディチェックが始まった。まずは椎奈からということで、園子がチェックを始めた


園子「(うわっ…お姉さまってばチョー巨乳…どうしたらこんな…)」

椎奈「ちょっ…園子ちゃんそれこそばいわ…っそらになんか恥ずかしいし…」

全員「「?!」」

園子「へ? あわわっ…ごめんなさいお姉さま!!」


園子がチェック中に胸をがっしりつかんで離さず、椎奈は両腕を上げてる状態で顔が赤かった。何となく危ない雰囲気に近くで見ていた蘭と世良、そしてコナンもボフッと顔から湯気を出し顔を背けた

園子も気づいて顔を真っ赤にすると手早くボディチェックを済ませた。そして次に世良のチェックを始める


コナン「(と、とにかくだ…。分からねぇ…。四方を硬質ガラスで囲み、天井と両サイドを特殊合金で覆ったあの鉄壁の水槽から、カーペットで目隠ししたあのわずかな時間でいったいどうやって取ったっていうんだ…)」

椎奈「…迷ってるみたいね、新一」

コナン「ね、姉さん?!」


シンキング中に耳のそばで聞こえた姉の声に、体をのけぞらせて驚くコナン。ボディチェックでのもあって動揺するが、なんともない様子の姉にコナンは探偵の表情に切り替える


椎奈「もちろん、水槽のカードは仕組みがわかるんでしょう?」

コナン「ああ。カードを丸めて水に溶ける紐で縛り、その紐に結びつけた釣り糸をカードに通して先に小石をつけ、照明に吊るしてリモコンで落ちるように仕掛けておけば」

椎奈「落ちたカードは金網をすり抜け、水中で紐が解けて開く簡単なトリックね。まぁカーペットに巻き込まれたメンバー…無論、私も含めた全員なら直接入れられるでしょうけど」

コナン「姉さんがキッドとかごめんだぜ…。それに、怪しいと思える人物なら目星がついてる」

椎奈「…え?」


誰のことだ、と目線で訴えればコナンはある人物へと目を向ける。それを視線で辿った椎奈も「ああ…なるほど」と小さく呟く



目線の先にいたのは、毛利蘭だった───
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