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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第8章 〜怪盗キッドと赤面の人魚〜



このキッドの事件を曖昧に記憶しているらしい私はどういうこと?と名前を聞いて一人首をかしげる


次郎吉「そうじゃ。赤面の人魚(ブラッシュマーメイド)の所有者は彼女だったしな」

蘭「でも、なんでペットに宝石を?」

次郎吉「船が沈む前にこの亀だけは助け、誰かに引き取ってもらおうと必死に接着剤で付けたという話じゃ」


そして現地の漁師が早めに水槽が浮いているのを見つけ、いろんな人の手に行き、次郎吉さんのもとに来たということらしい


椎奈「…でもそれ、ちゃんと鑑定してもらったんですか?」

次郎吉「ああ。だが鑑定士が鑑定中に亀に指を噛まれてしまってな。亀は5月〜11月にかけて脱皮するそうじゃから、本当は脱皮で自然に剥がれた宝石の鑑定をしてから買うつもりだったが、待ちきれなくてな」

コナン「(なるほど。宝石が亀の背中にある期間中に、キッドと勝負したかったわけね…)」

椎奈「(しかも本物か偽物かも分かってない状態で)」


次郎吉さんの思い切った行動は前世でも見ていて呆然となったけど、これはさすがにまずいのではと思う。

コナンが呆れ、私が水槽の亀をじっと見ていた時だった。部屋の入り口で誰かが声をあげた


?「関係者以外は今すぐこの部屋から退出しろ! グズグズするなぁ!! さっさと出てけ!!」


なんだなんだと戸惑う客に、スピーカーを持った人物…面と向かうのは初めての人物が苛立たしげに叫ぶ。すると、ようやくお客さんがゾロゾロと部屋を出始めた


椎奈「蘭ちゃん、彼は?」

蘭「警視庁捜査2課の中森警部よ」

世良「捜査2課?」

蘭「怪盗キッド専任の捜査官らしいけど…」

園子「そうそう。キッド様が絡むといっつもいるしね!」

世良「へぇ。じゃあいっつもキッドにしてやられてるのはあのおじさん……いてててっ!」


私たちが話していると、世良ちゃんの頬を掴んだ人物がいた。中森警部だ。どうやら世良ちゃんの声が聞こえたらしい。


中森「坊主! 聞こえなかったか?! 関係者以外は出て行けって言っただろ?!」

蘭「あ、違うんです中森警部! 世良さんはうちの高校の…」

園子「第一、坊主って…」

世良「仕方ないさ。僕は今日初めて刑事さんと会ったわけだし。それに頬をつねったのはキッドの変装か確かめるためだろうし…ね!」


チーーーンッ!
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