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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第8章 〜怪盗キッドと赤面の人魚〜



すると、コナンくん言うとおりだったのか蘭ちゃんは「ホントだ…」と呟いた


コナン「だから園子姉ちゃんは多分、キリか何かで開けた穴からコーラを半分出した後、缶を潰して穴を接着剤で塞いだんだよ。その後、缶の口が開いてるみたいに、穴のところに黒いシールを貼っておけば…」

世良「そっか! 中身が一滴も入ってないってしてる時に感を強く振れば、コーラが泡立って炭酸ガスが発生しそのガスの力で凹みが戻り、指で缶の口をなぞってシールを剥がせば…。見事コーラが復活したように見えるってわけだね、コナンくん!」


世良ちゃんが、謎が解けて爽快という顔でコナンくんに中腰で接近すると、コナンくんもニコリと笑った


コナン「う、うん…。この前、テレビでこの手品やってたし…」

園子「蘭!! なんで連れてきたわけ?! このなまガキ!!」

蘭「え? あはは…」

椎奈「コナンくん、ダメでしょう? 園子ちゃんの頑張りを無駄にしちゃあ!」


彼が言葉の最後に見せたバカにしたような顔に腹を立てた園子ちゃんが額に青筋を浮かべ蘭ちゃんに当たる。
一方の蘭ちゃんはそれに苦笑いしか浮かべられず、私はただため息をつくしかなかった。

一応、こんなに苛立たされる子供でも、コナンくんは招待した人物にとっては特別なのだから


蘭「招待したのは次郎吉おじさまでしょ? コナンくんはキッドキラーだからって…。それより驚いたのは椎奈お姉さんと世良さんよ!」

椎奈・世良「「…え?」」

蘭「怪盗とか興味なさそうだったのに…」

世良「興味なくはないさ! ホームズにはモリアーティ教授、明智小五郎には怪人二十面相…。探偵には何かと怪しげなライバルはつきものだからな! それに…───」


世良ちゃんはそこで言葉を切り、自身の頭にかぶっている帽子へ手を伸ばした。


世良「この帽子のことも聴きたかったし…」

蘭「え? 廊下に落ちてたのを拾っただけだけど…」

世良「じゃあ見かけなかったか? 黒い服に黒い帽子をかぶった、右の頬に火傷の───」


その時だった。

世良ちゃんの話を遮るように、園子ちゃんの叔父である鈴木次郎吉相談役がベルツリーでは済まなかったと謝り、姿を現した
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