【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2
第7章 〜甘く冷たい宅配便〜
椎奈「ちょっ…どうしたの哀ちゃんその格好!!」
灰原「セーターの紐がどこかに引っかかっちゃって、全部解れて持ってかれちゃったのよ!!」
ともかく、あまりジロジロ見るべきではないと私はコナンくんにライトを消させた
すると外から大人の足音が聞こえ、「とにかく隠れましょう!」という光彦くんの言葉のもと、私たちは奥の荷物の影に隠れた。
同時にコンテナの扉が開き、外の光が中に差し込んだ
?1「おい、何やってんだ。さっさと配達してこいよ…」
?2「やっぱ中で声がしたような気がしてよ…」.
?1「バーカ。するわけねぇだろ」
?2「だ、だよな…」
?1「早くしろよ」
痩せた男に催促され、小太りした男はコンテナに上がって次の配達物を探す。かれがそれを見つけると、痩せた男は不敵に笑った
?1「じゃあとっとと持ってって、玄関先で荷物落として顔と名前を覚えてもらってこいよ。───大事な証人なんだからな」
椎奈「(……証人?)」
?2「ああ、分かってるよ」
?1「その間、俺はまた近くのコンビニにといれをかりにいってくるからよ」
?2「なぁ…念のためにコンテナの中調べてみねぇか? やっぱり声が気になってよ…」
?1「余計なことするなっつってんだろ。びびってんじゃねぇよ…声なんか出せるわけねぇんだからよ」
コナン「(出せるわけ…ないだと…?)」
隠れて話を聞いていれば、何やら不穏な会話が耳に入った。コンテナが閉まる音がし、私とコナンくんは顔を見合わせ頷いた
そしてコナンくんと2人で荷物の山に近づくと、人知れずごそごそと荷物を探り始めた…。
しばらくして、荷物を渡し終えたのか、その頃にはエンジンがかかりトラックが再び発進した
すふと光彦くんが自らの上着を脱いで哀ちゃんに差し出す
光彦「と、とりあえず僕の上着着てください…」
灰原「ありがとう!助かるわ!」
光彦「いえ!」
元太「でもよぉ、はやくここから出ねぇと風邪引いちまうぞ?」
灰原「大丈夫。これなら外に出られるから!」
上着を着た哀ちゃんが腕時計のライトで自分を照らし、問題ないことを他の子たちに見せた。歩美ちゃんは哀ちゃんに大尉を任せ、次止まったら降りれると子供達が意気揚々になったところだった
コナンくんが、ついに見つけてしまったのだ