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【青の祓魔師】悪魔に落ちた瞳

第13章 旅行 


 
村を見渡せる高台。

岩陰に身を潜めている人影。

マントを頭から被った人物とその横に女性が村に向かってくる二人と一匹の様子を見ている。

マントを被った人物
「祓魔師が来たようだな。私は失礼するよ。あとはお前に任せる。上手くあしらってくれ」

女「わかりました。」

二人はスッと姿を消した。







村に入ってからの気配も凄いけど…

クンクン…


この村なんだか懐かしい香りがするななんだったかな?


進んでいくと共同墓地にでた。
お墓には村の人が置いたであろう花やお菓子、キャンドルが供えてあった。


…キャンドル…


この香りは…?




先を歩いていた獅郎がボソッと

「…きたか。」

声を発するのと同時にどこからともなく屍が現れた。

あっという間に群れになり襲い掛かってきた。
獅郎は屍の群れに持っていた手榴弾型の聖水を投げ、爆発しとっびちった聖水が降りかかる。

「ぐあぁっぁぁぁぁぁぁぁ」

屍が叫び、もがき苦しみだす。

聖水を浴びていない屍たちが一気に獅郎に距離を詰めた。
屍に強烈な蹴りを入れ、後ろからの屍をさっと身を引き、かわしよく通る声で祈りを唱え始めた。

詠唱しながらも襲い掛かる屍に華麗ともいえる動きで攻撃を繰り出す獅郎。




少し距離を置いて腕を組んで佇んでいるメフィスト。

肩に乗るフールは尻尾をユラユラと揺らしながら立ち上がり目を輝かしている。

興奮した様子でポンっと肩から組んでいる腕の上に移動した。

『うわぁー獅郎の戦い直で見るの初めて。やっぱり強いね。サクサク倒してくw』

「こらこら貴女は黙って大人しくしていなさい。」

フールの頭をポンポンと撫でる。

『にゃ~(はーい)』







  「アーメン」

詠唱を終えても屍が祓われることがなかった。

「っち。 詠唱効かねぇか
 だったら一体ずつ潰してやる。」

さらに数を増やし襲い掛かる屍に追撃していると、いきなり光に包まれた。

屍が動きが鈍ったその時。


「こっちよ‼」


女性の声とともに獅朗は腕を引かれてた。




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