第12章 出会い
メフィストもああ言ってたしな。
怒らした面倒そうだし。今は少しおとなしくするか。
メフィストとのやり取りを、思い出してボーッとしていた獅朗の前にいきなり目の前に飛び込んできたフール。
「!?///」
『おーい?聞いてるー?獅朗。』
顔が近い…
わざとやってるのか?コイツは?
「おまっ…///」
声を出そうとした時フールは誰かを見つけたらしく大きくてを振って叫んだ。
『……あっ、ユリっ!』
声が大きかったせいがビックリして肩を跳ね上げた女性がこちらに気づき書類を抱えながら走ってやってきた。
「もービックリしたじゃない、フールちゃん。獅郎、こんにちわ。」
花が咲いたような笑顔で挨拶してきたウェーブがかった長い黒髪にほくろの多い可愛らしい女性、下一級祓魔師のユリ。
獅郎と仲が良かったので、シュラの面倒を見れないときはユリに頼んでいたらしい。
シュラと遊んでいるときにたまたま通りかったフールと会い意気投合したようだ。
「シュラちゃん施設に入っちゃったんだね。」
『そうなんだよ。ユリと三人で獅郎のお留守番も楽しかったのにね』
「ふふふそうだねフールちゃん」
『私はいつでも時間が出来れば会いに行くつもりだよ』
「私もだよ時間が合えば一緒に行きたいね」
『ねー♪』