第11章 休暇
少しすると色々な屋台が並ぶ場所に着いた。
『あっ射的?………景品はあの人形?!
特大メフィ犬!よし!獅朗やるよ!!!
獅朗もやる??』
「俺はいいよ…お前がやりたいんだろ…」
「いらっしゃいませ!弾は全部で5発です!すべて当たれば他では手には入らない人形が貰えますよ!頑張って下さい!」
店員から銃を受けとった。
「真剣にやらねーと当たらねーぞ」
『…どうかな?』
にこりと笑い銃を構えた。
ばん!ばん!
ばんばんばん!
……………………。
『ほーらね。余裕です☆』
獅朗の方へメフィストっぽくウインクしながら振り向いた。
「えっぁっ?!!なんと?!全発命中です!
凄い!!おめでとうございます!こちら景品です。」
まー上一級ならそうだろうな…
『ふふふっやった!!!!
ぬいぐるみゲット♪もふもふしてて可愛いね』
手にした景品のぬいぐるみを抱き締める。
「あぁ… 良かったな…//」
_そんなんで喜んでる…お前が可愛いじゃねーか///_
園内を一周回り終わる頃日も傾き始めていた。
『なんかあっという間に夜になったゃったね…最後はあれに乗ろうよ!』
フールは観覧車を指差していた。