第2章 日々
久々の家族団らんの食事も終わり、リビングで寛いでいる。
「そうだわ、フール。大事な話があるんだけど……ねっ」
母さんは笑みを浮かべ父さんになにやら目で合図をしていた。
『なぁに?』
「お前も小さい頃から祓魔師として一通りの事は勉強したからね。急なんだが、今年の祓魔師の試験を受けてみないかい?」
『本当っ!父さん!?いいの?』
驚きを隠せないフールは母さんの方をちらりと伺い
『…母さんも……?』
「フールももう15になったし、悪魔とあんなにいつも遊んでるし…。上手くコントロールしてる。問題ないわ。」
笑顔言ってくれた母さんだった。
その横で楽しそうに頷く父さんがいた。
『やったぁ!!!私、父さんと母さんみたいな祓魔師になるのが夢なんだもん!!!試験絶対に受かるよう頑張る!』
試験を受けれることになったフールはとても喜んだ。
「じゃぁ決まりだな。さぁ、もうこんな時間だ。今日はもう寝なさい。」
『うん!父さん、母さん、おやすなさーい!』
「あぁ、おやすみ」
「おやすみなさい」
パタン………ドアを閉めてフールは部屋に駆け戻った。
試験を一発で合格するんだ!もっと勉強しなきゃ!と意気込んだ。
フールは試験に思いを馳せベットに横になったのであった。