第8章 開幕
ポンッ☆
広場に現れたメフィスト
『ん?今日は祭だったはず?町で行ってたはずですが…』
回りを見渡せば建物はなく瓦礫で溢れていた。
地面を見ればバラバラになった屍人がごろごろと転がっていた。
『何が起こったんでしょうか?……この辺にいるはずなんですが…』
人間の気配は感じない…
ここは地獄のような景色だ…
…フール…なぜ私を呼ばなかったのですか?
すると、少し離れた所に座り込んでいる人影を見つけた。
……フール?
のはずだが…違う?
『ほぅ…悪魔ですね…』
フールの容姿をしているがその気配は紛れもなく悪魔だった。
この町にもう人間は誰も居ないくなった…