第8章 開幕
一方で民族衣装を身に纏い食事をしながら、とある国を満喫しているメフィスト。
「んーこれは?天ぷらですか、美味しいですね♪
…おや?」
フールの異変を感じとった。
フールの心が乱れている…?…
父親がなくなったときもここまで乱れたこともなかったのだが。
母親でも急に亡くなりましたかな?
不適な笑みを浮かべた。
しかし、只の心の乱れとは違う感じもするな…
メフィストはフールとの繋がりの薄くなるのを感じていた。
私と契約した人間なんてあのとき以来居なかった。
しかし今回の契約は前回とは違う。
感じる全ての事が初めての体験だ。
何せよこのままだと契約通りフールの命を頂くことになりそうですな…
『これはどういう事だか気になりますね。行ってみますかな?』