第8章 開幕
フールのパーティは町の外れにいた。
「この時間になっても本当に悪魔の気配ないですね。ちょっと異常じゃないですか?」
『やっぱりそう思う?午前中は特に感じなかったけどやっぱりおかしいよね?』
その時、爆発が起きた。
!!??
「なんだ?花火じゃないよな?」
『急いで向かいましょう!』
「「はいっ!」」
急いで広場に向かい走っていると、一人の祓魔師が駆け寄ってきた。
「はぁはぁはぁ……緊急事態です。
ひ…広場を中心にして……町中に屍(グール)、屍人(ゾンビ)と思われる悪魔が一斉に出現し…た…もよう…
………はぁ…
あまりの数に…け…警備隊も…手出…が出来なくぅ…
はぁはぁ…
祓魔師にも…た…多大の…被害が…出て……………」
『一斉にですって?!?あなた、酷い怪我を…!』
「手当てをします!」
一人の祓魔師が駆け寄り側に膝をついた。